35年ローンを組んで家を買って子供を育てるという考え方は古いのか?

35年ローンという地獄

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僕は29歳の頃、20代最後の大きな買い物だ!と35年ローンを組んで建売住宅を買いました。当時、子供は保育園で、どこの小学校に通うかを探していた頃です。

子供が仲良しの子がA小学校に行く地域に住んでいた。

これを受けて、A小学校に通える地域に永住するか?と考えるようになりました。

A小学校に通える地区というのは、僕が中学生の頃憧れていた街でもあります。市外に住んでいた当時、学区外で大きなデパートがあったこの地区が羨ましかった。今では寂れてしまいましたけどね。

とりあえず、住宅を買うときにはどこに住むのか?という答えは用意できた。あとは適当な建売住宅があるかどうか?

ちょうど交通の便もいい今の家が建売で売っていたんです。

35年ローンを組んでみて

実際に35年ローンを組むときって、ものすごく緊張しました。

2000万円超の借金をするわけですから。それを35年かけて返していく。もし滞納したらどうなるんだろう・・。いろんなことが頭をよぎりました。

ですが、アパートに住んでいるといつまでも家賃を払っている割には自分のものにはならない。家賃と同額で家のローンが払える!という言葉の後押しも受けて覚悟を決めたんですよね。

今年で35年ローンを組んで10年目にあたります。まだ3分の1も払っていません。

では35年ローンを組んで家を買うって行為は、もはや古いのか?

度々ネットで議論になりますよね。もしかしたら僕も家を買う前だったら35年ローンを組んで家を買わなかったかもしれない。当時はそういう意見は少数派だったですしね。

35年という長いローンを組んで子供を育てるというのは、人生において相当守りに入らざるを得なくなります。自分一人の何かしらの行動で人生が大きくそれてしまう。

それくらい、リスキーな道なのかもしれません。

昔35年ローンを組んで住宅を買っていた時代っていうのは、社会的にも景気が良くて安定していた。潰れる会社も少なくて、多少なりとも余裕があったんです。

でも今はそうではない。給料が定期昇給していく会社は少なくなり、終身雇用はとっくに崩壊しています。気を緩んだ瞬間借金を返済するめどがなくなる可能性が大いにあります。

これから35年ローンを組むというのはなかなか勇気がいる行動になるかもしれません。

人生やりたいことをするのなら35年ローンはやめておこう

35年ローンを実際に組んだ僕の立場からいうと、もしあなたが人生でやりたいことやチャレンジしたいことがあるのなら、35年ローンは止めましょう。

それはあなたの行動に対して足枷になります。

35年ローンを組んだ時点で、今いる会社にしがみつかなくてはなりません。そうしないと、リストラを受けた際などに支払いが簡単に滞ってしまいます。

当然会社は永遠に続くものでもないので、35年ローンというのはリスキーな選択になりつつあるかもしれない。公務員などは別ですけどね。

これからの住宅事情は変わっていくでしょうね。東京あたりならシェアハウスが当たり前になり、家族を持っていてもシェアハウスになるかもしれない。

シェアすることに対して抵抗がなくなっている時代だし、お互いのメリットも大きいのでそうなるのかもしれないね。

僕の場合あと25年。とりあえず必死に頑張ります。今、自分を支えているモチベーションは会社ではなくこういったブログです。

会社では一個人として輝くのは難しい。ですが、ブログなら自分で勝負ができます。こういう逃げ道を作っておくとローンに対する考え方も苦しくなくなりますのでオススメです。

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