すぐやる!「行動力」を高める科学的な方法を読んで、ギリギリまでやらない自分は目から鱗だった!

自分はやる気モードにるなかなか入らなくて困った性格です。一番わかりやすい例えとすると、夏休みの宿題をギリギリまでやらない男ですね。

仕事でもそう。とりあえず面倒な案件は後回しにしてしまい、ギリギリであせってしまう。自分自身、この性格をなんとかならんものか?と思っていたら一冊の本に出会ったので読んでみました。

今回はそんな本を紹介します。

この本はリハビリなどをやっている作業療法士さんが書いたものです。頭に怪我をおって、脳挫傷などになってしまった患者さんのリハビリなどは、この「すぐやる」というやる気スイッチを押させることに通じると言います。

しかも科学的に検証して、その理由も書いてあるので「すぐやれない」人にはぜひ一読してほしい本です。

すぐやらない原因は性格ややる気ではない!

まず最初の目から鱗です。

「すぐやらない」原因は性格ややる気ではなく脳が「すぐやるモード」になっていないから。

この一文にまずは救われましたね。そうか!僕のギリギリの性格というのは性格ややる気の問題ではなかったんだ!と意味もなく安堵しました(笑)

すぐにとりかからないのは、自分の脳にすぐやらない為の情報を与えてしまってるからである。これを改善させないと「すぐやる」には繋がらないわけです。

自分の脳を「すぐできる」ように仕向けてあげるということがまずは書かれています。

脳が一番冴えるのが、起きてから4時間後。この時間帯でも集中ができないのであればまずは睡眠の質を変えないとダメです。体を整えてからでないとスタートラインにすらつけません。

質の良い睡眠を取れて、脳が冴えたら早速スタート。まずは脳の邪魔になる物を排除します。

例えば、小学生が家に帰ってから宿題をやるということを例えるとします。

本当は家に帰ったらすぐに宿題に取り掛かりたい!だけどテレビのリモコンが机の上に置いてあり、ついそちらに目が行ってしまって宿題が後回しになった。

これを改善させるには、リモコンを目のつく場所に置かない。脳に帰ってから宿題をとりかかるという指令をきちんと出す為に、それ以外の情報を脳に与えないということで改善される。

余計な情報を脳に与えない!これが一つ目のテクニックになります。

フィードフォワード型の脳を作ろう!

続いてはフィードフォワード型の脳を作るという手法。

脳は指令を体に与えています。体は逆に脳に行動をフィードバックしています。この関係をうまく操るということ。

仕事をしながら勉強をしている人で、なかなか成果が上がらない人っていますよね。それを改善に導く方法。それはフィードフォワード型の脳を作るということ。

具体的には、家につくと荷物やカバンを起きます。ここで、一つの行動が途切れます。このあとテレビをつけたり、はたまたお風呂に入ったり、さらにはご飯を食べたりといった行動になりますよね?

こうすると、勉強をするという意識が飛んでしまう。途切れちゃう。それをあらかじめコントロールするという。

これがなかなか画期的。帰ってカバンを置いたらノートを出して、勉強ノートに日付を書いておくということ。こうすることによって、行動で先にこのあとの予定を脳に植えつけておく。目の前に日付の入ったノートがあるので、脳は勉強しないといけない!という指令をきちんと出すようになる。と。

これはなかなか画期的。

溜まった脳の疲れを緩和する方法

この本ではいろいろな脳をうまくコントロールするテクニックが記載されています。が、それらをきちんとこなすには脳が健康な状態じゃないとダメです。

最初に書いた質の良い睡眠をきちんと取るということ。それともう一つは溜まった脳の疲れを緩和していかないといけない。

この脳の疲れっていうのはどんなときに起こりえるか?

これも説得力抜群。普段と違う動作をすると脳が身構えてしまう。もし脳のパフォーマンスをあげたいのであれば、行動をある程度ルーチン化することが大事である。

有名な話で大リーグのイチロー選手がご飯にカレーを食べ続けていた。毎日同じトレーニングを淡々とこなす。これによって、体の微妙な変化を先に感じ取ることができる。

これは、毎日同じことをルーチン化することによって、ほんの些細な体の変化に気づくことができるという理にかなった方法です。

これと似たことですが、行動をルーチン化する。初めての出張のときって緊張して、同じ時間を過ごすよりも疲れますよね?こういった脳が感じる「はじめて」の作業を減らしていくことが大事。

まずカバン一つとってもそうです。いつもと違うカバンを使うと、どんな風に荷物を詰めるべきかから始まって、どうやって手で持つか?などいつもは考えなくて良いことを脳が考えることになる。

こういった積み重ねが脳の疲労を招くと書いてあるのです。これも納得ですよね。確かにいつもと違う道から会社に行く。いつもと違う筆記用具を使う。いつもと違う何かを取り入れると、脳が刺激されるのかもしれませんが、結果的に脳を疲労させてしまう。

これでは本末転倒だと。

最高のパフォーマンスを引き出すのであれば、いつもと同じが最高の条件になるということです。

やる気を起こさせるには?

この本は科学的に全て理由を書いてあるので非常に納得しやすい本です。先に読んだ多動力とはまた違った考え方ですが、多動力と「すぐやる」をうまく自分の中で噛み砕いてオリジナルを導いていけばいいのかなって。

とにかく僕はやる気スイッチがどこにあるかわからない人間です。やはりある程度の刺激をもらわないと脳が活性化しないんです。

だけどそうすると脳の疲労が溜まっていく・・・。一見矛盾した感じですが、最初は脳を活性化させてインプットをする。

アウトプットの作業は結構しんどいのでこの「すぐやる」の手法を使っていくのが今の自分には一番あってるのかなあ?

そんなわけで、やる気になれない人にオススメの一冊です。

ぜひ読んでみてください。

脳は起床から4時間後が一番冴える

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