若い頃にチャレンジしてこない社会人はいずれ老害になる

若い芽を潰すのが日課

学生時代が終わって、社会人として一人立ちする。これは組織に属したとしてもフリーランスであったとしても同じです。

学業が終わった後には就労が待っている。

人はなぜ働かないといけないか?それは生きる対価を稼ぐためである。至極当たり前のことです。生きていくためには最低限必要なお金がある。そのお金を稼ぐために働かないといけない。

誰でもアラブの石油王であれば、働かなくても暮らしていける。それこそ大富豪の家系に生まれたとすれば、極論を言えば社会で働かなくても人生を全うするためのお金があるわけですから。

いろいろと問題になってきてる日本での働き方。僕もちょうど2年ほど前から会社での人事移動で仕事が様変わりしました。戸惑いながらも2年目を終えるところになりますが、やはり組織に属していると自分の思い通りにはいかない。

社会人として働き、自分の思い通りにいかないことってたくさんあります。その最たるが上司の存在ではないでしょうか?

上司というのは、部下に対して仕事を教えたり管理したりする人間です。この上司とウマが合わなくなると社会人生活に大きな陰りが出てくる。

具体的にいうと、自分がプロジェクトリーダーになったとする。一つのプロジェクトを遂行するためにプレゼンをした。

その内容を上司に即却下された。こんなことは日本社会では日常茶飯事です。だけど上司の却下にも2通りのパターンがある。きちんと根拠を述べて、それでは勝算がないから修正しないさいというパターン。もう一つが頭ごなしでこんなのダメだというパターン。

この後者にあたる頭ごなしに駄目出しをする上司。こういう上司に限って言えば一つのことが当てはまってくる。

上司が頭ごなしに駄目出しする理由

若い頃に様々なチャレンジをして経験してこなかった人間が上司になった場合。自分の経験の範疇を大きく超えてくる部下に対して恐怖を感じる。

いわゆる自分の器以上の部下に対して嫉妬心で駄目出しをする。こういう人って多い。つまり若い頃にチャレンジして苦労してこないと経験が足りなくなる。

経験が足りないと部下に的確なアドバイスができないということ。頭ごなしに却下する上司は年を取っていくと老害と言われる人になる。

これは会社という組織だけではありません。地区のイベントでも同じですね。僕が属する地区もそうですが若い役員のアイデアを頭ごなしに潰す。

そういった人の常套文句は

「昔はこうだったんだから〜」

この

「昔は〜」

にはいい意味と悪い意味があります。きちんと伝統があるからそれを守れという場合。これは確かに必要です。

ですが、明らかに地区の行事に人が集まらないのに、そのイベントを見直そうとしない。例年通りに押し付ける。これでは何の問題解決にもなりません。これからを担う若い世代の意見を無視して自分の世代の常識を押し付けては駄目です。

会社も地域も同じことが言えます。

老害っていわれるのは嫌ですよね。でも老害と言われる人は確かに存在するわけで、当時の権力にいつまでもしがみついていて上から目線でモノをもうしてくる。

それぞれの世代にはそれぞれの悩みがある。それをきちんと理解した上で交わっていかないと駄目なんです。

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