就職先への業種は何がいい?食品・製造・サービス・運送・芸術・イラスト・エンジニア・保険、僕が経験したそれぞれのメリットとデメリット

どの業界に就職したい?

中・高・専門・大学と学校を卒業したら、いざ就職です。はっきりいって学生と社会人というのは、もう180度違います。

自分が起業をするのであればそうでもないですが、会社という組織の一員として働くということは、学生時代からは想像がつかない困難が待ち受けているといっても過言ではないでしょう。

あまり参考になるかわかりませんが、僕が今まで経験してきた業種のそれぞれメリットとデメリットをあげてみたいと思います。あ、ちなみにアルバイトなども含んでいます。正社員で働いている業種は主にエンジニアですが。

ご了承いただきまして就職活動の一環として、読んでみてください。

食品業のメリット・デメリット

ここであげる食品業というのは、いわゆる料理系です。僕が初めてアルバイトした業種がこれでした。

いわゆるレストランの厨房というやつですね。全国チェーンのレストランじゃないんですが、裏方をやっていました。

まず食品業のメリットとして挙げられるのが、やはり料理の腕があがるというところでしょう。ぼくもそれまで料理なんかまったくやったことがないに等しかった。ですが、皿を洗ったりしながらも先輩からハンバーグなどのつくり方を教わった。

これって後の人生においてかなり役に立つスキルです。料理ができるということは自炊もできるし結婚しても奥さんに楽をさせられる。

ではデメリットは何か?

考え付くデメリットは、レストランなどで雇われの料理人をやっているのならいいんですが、自分で店を開いたとしたら、頼りになるのは自分の味覚だけ。ここはちょっとリスキーかなと。

でも人間の三大欲求の1つでもある食欲ウェルカムな業種なので、相対的にメリットの方が多いんじゃないかなと。

製造業のメリット・デメリット

製造業です。ぼくが経験した製造業っていうのは、いわゆる生鮮食品の製造です。簡単に言うと、果物の加工製造ラインでアルバイトしたことがあります。

製造業のメリットっていうのは何かというと、仕事を覚えるのが早いというところですかね。仕事自体はシンプルです。幾つかのポジションはありますが、すぐに覚えることができるかなって。

ではデメリットはどうか。これは個人的な意見がかなり入っていますが、ぼくは嫌いでした。まずは同じ作業をひたすら繰り返すという行為がはっきりいって面白くない。ひたすら運んで箱に詰めて、選果して・・。もう飽きちゃうんですよ。時間の流れもはっきりいって遅かった。

そして、スキルとして自分にあまりプラスにならなかった。この製造ラインを覚えたら他に潰しが効くのかっていうと、そうでもないでしょう?

あと近所の製造業で働いている人が言ってることは景気にかなり左右されてしまうということ。ひどい時なんか週に4日休みになっちゃうことも。当然給料は半減。サラリーマンでも安定度が低いかもしれない。ぼくは嫌いな業種でした。

サービス業のメリット・デメリット

これもアルバイトでしたが、サービス業で3年くらい働いたことがあります。メリットとしては、社会的マナーが身につくということ。これはね、後の社会人生活にかなり役に立ちますよ。ええ。

対人間ということで、サービス業っていうのはある意味相手の顔色やら空気を察して、常に立ち振る舞わないといけない。ぼくが思うのは暴言を吐く政治家やらいますよね?彼らはサービス業で修行をしてきた方がいい。はっきりそう言えます。それほど会話のスキルが磨かれるんですよ。頭の中で計算して考えて一つ一つ言葉を口にします。

サービス業で暴言なんかはいたらその時点でクビです。暴言政治家たちはぜひサービス業で一からやり直して参れ。

デメリットはストレスが溜まります。ものすごく溜まります。いやーなお客相手でも平常心を保ちつつ、丁寧に接しないといけません。相手がつけあがってきてもひたすら耐えるだけです。ぼくは苦情処理班にいたこともありますが、あそこは本当に嫌でした。

いわゆるクレーマーと毎日ひたすら戦うんですが、もう本当にこいつら同じ人間か?って思うほどです。よくもまあ他人にこんなに暴言をはけるもんだと。とにかくストレスが溜まりまくるのがサービス業です。

運送業のメリット・デメリット

大型トラックの運ちゃんに憧れて、大型自動車の免許も取りました。実際に働いたのは軽トラックで電話帳を配ってまわるものでしたけど。

運送業のメリットはまずは道を覚えるということですね。毎日ひたすら運転しますからいろんな道を覚えます。そして運転のスキルは当然上がります。雪道の運転だってへっちゃらですよ。

そして運転中は一人になれるので、結構気楽に自由にできるところが良かったです。

デメリットは事故ですね。下手したら人生を棒に振ってしまう可能性だってありえます。今ぼくは運転手はやりたいとは思いません。若い頃は運転が大好きでしたが、30代を過ぎると夜が見えにくくなるし運転自体にも疲労を感じます。

疲労した時に運転するのは危険ですから。事故があったときのことを考えるとリスクが高すぎるかな。

芸術のメリット・デメリット

これもまた意外な経歴の一つですが、いわゆるアート系の仕事をしたことがあります。ま、これはバイト以下のお手伝いというところですね。

いわゆるレコーディングエンジニアの下っ端雑用的なポジションでした。メリットとしては有名なアーティストに会えるということ。そして、彼らの演奏や歌声を生で聴くことができたということですね。あれは貴重な体験でした。

デメリットとして、この業界はかなり大変です。特に下っ端は大変。もういろんな仕事があってさらには給料が安いし拘束時間が長い長い。

現場が始まる前、一番最初から入って一番最後までいないといけない。そして一つのミスが大失敗につながります。責任は重大です。20代ならなんとかしのげるかもしれないけれど、30代でレコーディングスタジオなどの下っ端はきついですよ。シールドと呼ばれるケーブルを逆相巻きしたり、セットしたり。好きじゃないと続かないかも。

イラストのメリット・デメリット

変な経歴ですが、ぼくは10年くらい前副業でイラストレーターをしていたことがあります。毎月某雑誌の読者投稿コーナーの挿絵を担当して描いていました。

ぼくはイラストを描くのが昔から好きで、読者投稿コーナーによく描いていたりしたら

「だったら君が挿絵を描いてくれ」

と編集部から連絡が来て、翌々月からいきなりイラストレーターになってしまった。という変な経歴をもっています。

メリットとしてはやはりイラストの腕が上がるということ。今はいろんな場所に活躍の場があるので、重宝するかもしれません。

自分でイラストを描いたり漫画を描いたりして、noteとかで売ってみるのもいいですよね。iPad Pro9.7インチを買ってこれをやろうかなって今でも思っています。

デメリットとして挙げられるのは、やはり仕事でのイラストレーターはきついということ。それは依頼された通りのイラストをかかないといけない。自分が好きなものを表現するアーティストとは違います。あくまでクライアントの要望に応えるのが最優先。締め切り直前で3本のイラストがボツになって、夜を徹して描きあげていたころの思い出が懐かしい。今ではこういう依頼されたイラストは下記隊と思いません。自由に作品を描く方がしょうにあっています。

エンジニアのメリット・デメリット

現在進行形の仕事です。もともとその気はなかったんですが、なんとなくエンジニアになっていました。

メリットとしてはいろんな機械に強くなるということ。ぼくはエンジニアになってからというもの、機械と名のつくものは全て分解するようになりました。ファンヒーターが壊れたら自分でバラして直したし、洗濯機もバラして直した。あと炊飯器も直したし、換気扇のモーターも直した。さらには車も自分で修理できるようになった。

いろんなスキルに応用が効いて素敵です。

デメリットとしては、原因がわからない症状などにぶち当たると気が滅入ってしまう。これを楽しいと捉えるか辛いと捉えるかで向き不向きがあるわけですが、自分が手をかけたものがクレームで戻ってきたりするとやっぱり凹みます。

これも好きじゃないとやってられないかもしれないです。

保険業のメリット・デメリット

そして何故か保険業にも手を出したことがあるのです(笑)

某生命保険ですが、メリットとしては保険全般の知識が幅広くつくということ。そして自分にとってどういう保険が一番大事なのか、考える力がつきます。あと顔が広くなりますね。飛び込み営業で保険なんか加入してもらえっこないので、自分の世界を広げてそこから手をつけていかないととれません。

いろんな知り合いができて繋がりもできます。

デメリットとして、ノルマが厳しい。やはりとってなんぼの世界なんですよ。保険業って。たくさん取れれば給料に反映されるからやりがいがあるかもしれないですが、とれないときはもう最悪。

今は昔と比べて本人確認から始まり、全て契約者が書いてもらわないといけなかったりと保険の契約が決まっても契約書を交わすのがかなりの手間。

ちょっと間違えたりするとまたハンコをもらいにいったりと、きちんとした知識がついてからじゃないと大変です。慣れてくればいいんですけどね。

どんな職業にもメリット・デメリットがあるということ

ざっと8つの業種をあげてみましたが、どの業種にも言えることですが必ずメリットとデメリットが混在します。

まあ一つ言えることは好きでないと続かない仕事って結構あります。労働に見合った給料がもらえないところだって山ほどあるわけです。

今や終身雇用なんかとっくに崩壊していますので、ある程度若いうちにいろんな業種をやってみるのもいい経験かもしれません。

ただ就職って、新卒のときが一番のプレミアムチケットを持っているわけです。この時期を逃すと、選択肢がかなり減るのでよーく考えましょう。

ちなみにボクは中途採用の男ですけど(笑)

ま人生いろいろありますから。楽しんだもの勝ちだと思います。

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