Categories: 長野をぶらり

長野市の善光寺御開帳で篠ノ井大獅子奉納に行ってきた

善光寺の御開帳とは?

長野県の長野市には善光寺という無宗派の単立寺院があります。諸々の事情で聖火リレーの辞退をしたことは記憶に新しく、あの善光寺の静かなる怒りは善光寺を「ZENKOUJI」へと名前を世界的に有名にした出来事でした。

そんな善光寺ですが、七年に一度御開帳を行います。

数え年で7年に一度(現在は丑と未の年)、秘仏である御本尊様のお身代わりとして、まったく同じお姿の「前立本尊」様を本堂にお遷しして全国の人々にお参りいただく盛儀です。4月から5月にかけて行われ、平成二十一年(2009年)の御開帳には673万人の方が参詣されました。
現在の本堂建立の際、松代藩が普請奉行にあたったというご縁から、毎回松代町から「回向柱(えこうばしら)」が寄進され、本堂前に立てられます。回向柱は前立本尊の右の御手と善の綱で結ばれ、柱に触れる人々にみ仏のお慈悲を伝えてくれます。

善光寺公式HPより引用

そんなわけで、善光寺には全国、いや世界からいろいろな方が御開帳に出かけていくのです。僕が住んでいる篠ノ井という場所からも大獅子を奉納すべく善光寺へ行くことになりました。

篠ノ井大獅子

篠ノ井という地区には、芝沢と内堀という地区にそれぞれ1つずつあります。びんずる祭りの時などは、2つの獅子が喧嘩をしたりとすごい大迫力の獅子なんです。

僕も篠ノ井びんずるの時に2つの獅子の喧嘩を近くで見たけれどすごい迫力です。

ということで、我らが篠ノ井から2000人という大御所で善光寺へ行くのです。

長野駅も変わりましたね。昔の面影がなくなった。

これが現在の長野駅です。随分とかわりました。

地区で電車を貸し切って、長野駅に降り立ちました。集合場所には我ら篠ノ井が誇る芝沢と内堀の2つの獅子が雄大にたたずんでいるではないですか!

篠ノ井大獅子保存会

それにしてもこの大獅子を操るのは大変そうだな・・。

篠ノ井大獅子御奉納

篠ノ井の大獅子達を先頭に2隊の隊列を組んで、末広町から大門へと突き進みます。

いく先々で、舞妓さんが踊ったり獅子が舞ったりしています。獅子の動きは俊敏で、大迫力です。僕らは後列についていたので、間近に見えないのが残念。今度はプライベートで参戦したいな。

大名行列ですね〜。

警察もかなりの数が出ていますし、篠ノ井の大獅子奉納の為に長野の中心部が歩行者天国になっています。楽しいイベントだ!

僕らはここで解散になりました。ここから先はお獅子達がさらに善光寺を目指します。ここで僕らはプライベートで善光寺の御開帳に行ってみることに。

善光寺の御開帳

長野市に住んでいながらもお恥ずかしながら、善光寺の御開帳には一度も行ったことがなかったんです。

というか、プライベートで善光寺にきたことは人生でおそらく2回目か3回目くらい。こんなに有名なのにきたことがほとんどないのです。

さあ、回向柱を触りに行こう!

お地蔵さんもいますね。

それでは突撃します!

見えてきた

あれがまさに・・・・

回向柱です!大きいな。

この回向柱に触れると、前立本尊に触るのと同じ御利益あるということです。回向柱は前立本尊の御手と「善の綱」によって結ばれるためなんだとか。

御開帳は軽く2時間待ちとかと言われていましたが、この日は夕方ということもあり、待ち時間は30分程度で回向柱にたどり着けました。

ちなみにこの回向柱は4面全てを触るのが良いとされているそうです。

でっかいです。

回向柱に触りました。生まれて初めての体験です。

そして煙を浴びます。

あの綱が、ご本尊とつながっているのか・・。なんだかすごいスケールの話ですね。

ここから本堂に入ることができます。本堂の中は撮影禁止なので、ここまでです。

遠くとも 一度は詣れ 善光寺

まさにその一句が表現しているだけあって、壮大な御開帳でした。

御開帳を見た後に、道を下って行くと篠ノ井のお獅子がスタンバイしていました。

芝沢区の大獅子

内堀区の大獅子

これから御奉納なんですね。祭典の方達は大変ですね。

それにしてもやっぱり「一度は詣れ善光寺」な御開帳でした。

きっと楽しめます。

ゼロゼロもへじ