Categories: イクメン日記

離婚してシングルマザーとして生きていくことになった、知り合いへ向けたエール

離婚は当たり前になってきた?

先日の話ですが、奥さんの友達が離婚をしたそうです。

僕にとっても同級生なので、少なからず離婚に至る経緯は知っています。

周りの夫婦を見回してみると、本当に最近は離婚率が上がっているなって。僕の周りでもかなり増えてきました。奥さんの友達に至っては、実に半分が離婚しています。

昔に比べて、離婚率ってかなりあがっている気がします。その理由はいろいろなんでしょうけど。

話をもどして、知り合いが離婚する原因になったのは

ダンナさんが家にお金を入れない

ギャンブル癖が抜けない

黙って家のお金をギャンブルにつぎ込んでしまう

と、この3点なんだそうです。

最終的に離婚に踏み切ったということは、注意してもダンナさんがギャンブルなどをやめてくれなかったということです。

やはり夫婦っていうのは、ある程度信頼関係がないと難しいです。家のお金を持ち出してギャンブルに手を出してしまうというタイプは、ある種のギャンブル依存症になってしまっています。

そういう人にギャンブルをやめろと言っても、なかなかすぐには辞められないものです。

シングルマザーとして生きる道

とりあえず奥さんの友達は、市営住宅に応募したそうです。

やはり、今住んでいるアパートを引き払って、生活費を安くする必要が有りますしね。

シングルマザーとして、生きていくに大変だと僕が思うことは

育児と仕事の両立

もうこれに尽きるんですよね。僕も幾度となく奥さんが入院した経歴を持っていて、その間仕事と育児を両立させていたんですが、はっきり言って周りの理解がないと無理です。

まず、保育園の送迎ですよね。夜は7時まで預かってくれますが、必ずしも7時までに仕事を上がれるかというとケースバイケースでした。

当然そういったときは会社が理解を示してくれないと難しいわけです。僕は奥さんが入院したときはすでに入社10年経過していたので、職場は僕の置かれている状況に手を差し伸べてくれた。

優先的に仕事を上がれる環境を敷いてくれたんです。そうでもないと急な発熱で迎えに来てくださいとかってなると、まともに働くことすらできません。

子供が急に具合悪くなって保育園を休まないといけないときは、僕は朝一で実家に子供を預けていました。母親が退職しているからなせる技です。もし母親がいなければ仕事を休まないといけないですからね。

それを繰り返していると会社からも首を傾げられて、最終的には首になる華農政だってあるでしょう。

この壁をシングルマザーは突破しないと難しい。周りか会社に理解を示してくれる人がいないと、一人で子育てをしながら会社勤めをするということはかなりハードルが高いのが現状です。

30代後半での働き口

そしてこれも切実な問題となりますが、30代後半に差し掛かったシングルマザーを受け入れてくれる職場が少ないということ。

これは本当に少ないと思います。やはりシングルマザーの環境を知っているので、そこまで寛容に受け入れてくれるのは生え抜きの職場くらいでしょう。

つまり職に就くという段階でかなりつまずいてしまう。幸い彼女は美容師の資格を持っているので、なんとかなると思いますが現状では厳しいと言わざるを得ない。

今は就職浪人なんてザラにいます。そういった人材と、シングルマザーを天秤にかけたときに職場として貢献してくれるのはいうまでもなく前者です。

時間などの制限がないですからね。そういった人たちと競争していかないといけない。

これはしんどいですよね。

結局夫婦って

僕も子供が複数いるので、わかるんですが、

「夫婦って1 +1が2にでも3にでもなる」

ということ。

子供の数と仕事で割れば、僕ら夫婦はシングルマザーよりも人出が足りてません。

ですが、なんとかなっています。

仮に子供が3人いるとして、会社勤めをしているとなると

一人当たり子供を1、5人程度面倒見ないといけない。これはシングルマザーよりも割合は多くなります。ですがなんとかなっている。

それは僕ら夫婦は1+1が3位になっているからだと思います。

一人一人の力は微力でも二人で力を合わせて三人前くらいの仕事をこなすことが夫婦にはできる。これが最大の強みですね。

シングルマザーやシングルファザーだと、1は1でしかないというのを、僕は奥さんが入院している時に思い知りました。

離婚にはそれなりの覚悟が必要

離婚するには覚悟が必要です。それは今の時代では世間体ではありません。世間体なんかどうでもいいんです。昔よりも離婚率は高いですから。

それよりも、いかにしてシングルとして生きて行くかというところですね。

僕はとてもじゃないけど離婚なんか考えられません。それはおそらく生活が成り立たないということと、僕ら夫婦が分かれたとしたらおそらく二人とも潰れるでしょう。

離婚したら、それなりの代償が待っているわけですね。

まあそれを差し引いても現状よりも良くなるというほど、荒んだ夫婦生活を送っているのなら離婚は新しい第一歩にだってなりうるわけです。

離婚することが悪いことではない人もたくさんいますから。とりあえず僕が声を大にして言いたいことは、

「もうちょっと社会全体がシングルマザーやシングルファザーに優しくなってほしい」

と、いうことなんですね。離婚したからってレッテルをすぐに貼り付けるんじゃなくて。おそらく悩み抜いての離婚です。

当人たちは批判されることだって承知でしょう。子供には罪がないし、子供は未来の社会を担っていく宝です。自分の子供だけというより、子供というくくりで手を差し伸べてあげてほしいです。

ゼロゼロもへじ